Sweet Dreams

東京に上京してはや3年になりました。

ついに3月に卒業を控えています。2月上旬には卒業制作展がありました。足を運んでくださった皆様どうもありがとうございました。

作品の解説は普段からしたくないと思っていて学校で講評会があって人前で説明をしないといけない時ですら、8割がた内容をぼかして不確かな説明をしてきました。たまに適当な事を言ったりもしました。

なんでしたくないかというと、単純に各々でいろんな想像をしてほしいからです。

想像してくれなんて厚かましいなと思う時もありますが、タイトルだけ明かして 本当のことは秘密にしておく。そこに魅力を感じているし、現実に縛られることなく自由に想像をすることって何歳になっても忘れたくないと思います。

今回の卒制展でも作品の横に小さいキャプションが置かれていたのでもうこの際言ってしまうと、

Sweet Dreams♡1980

Sweet Dreams (よい夢) 、1980 (80sへの憧れ)

個人的に80sのBarbie Dollが自由でハイセンスで大好きなので80sテイストなバブリーなカラーリングとモチーフ。 誰しも幼い頃ありもしない世界、お人形やアニメの世界に行けたら…っていう想像(Sweet Dreams!)をしたことがあるのではないか。という考えから制作しました。真ん中で割れる仕様はBarbieが履いている靴からインスピレーションを受けて、真ん中で割れたらおもちゃっぽいなという所から来ました。

靴で夢を叶えることができたら。という可能性。

素敵な洋服はもちろんだけど靴も可能性があるんだということをもっと世の中に伝えたいと思う。 靴の面積は洋服に比べたら小さい。だけどそこに幾つもの制約がある。その制約をクリアしてはじめて靴は成立する。できることが限られているからこその魅力と、限られていることの開拓をしたくなる。

まだまだ未熟だけど自分にできることはなんだろうかと考えて今後の活動へ生かしていきたいと思っております。

3年間やってきて、向いてないなぁって思うことがダントツで多かったけど、不思議と辞めたいとはまだ思っていなくて、まだやれるかもしれないという気持ちのほうが大きいのでまだ少し夢を追いかけさせてください。